確定拠出年金を始めた理由
私が確定拠出年金を始めたのは、会社の退職金制度の一部として導入された事
がキッカケでした。
確定拠出年金制度の教育について
会社で正社員全員に教育をする為、受託先の証券会社が講師となり画一的な内容
のセミナーを受講しました。
投資の格言【一つのカゴに卵を盛るな】というフレーズもその時に知りました。
セミナー受講後、スターターキット(マニュアル含む)を渡されて、当時の年齢
に合った配分割合に決めました。その時は債券割合が80%位とものすごく慎重
に配分を決めたことを憶えています。
リーマンショックを経験
確定拠出年金の運用を始めた1年後位にリーマンショックがあり、周りが
運用結果報告書を見て「マイナス」になっていると大騒ぎになってました。
私は、「プラス」の運用結果報告書だったので、当時はなんで?と疑問だけが
頭の中をグルグルしてましたが、今の知識を持って推測すると債券80%が
きいていたんだと思います。
結局、個人的にはリーマンショックの影響は受けなかったのですが、周りの
投資初心者の人達には「マイナス」のショックが大きく、本当はそのままに
しておくのが長期運用のセオリーなのに、リスク資産を定期預金へ移して損
を確定してしまった方がいたようでした。
初めてのスイッチング(導入後10年経過)
DCの運用報告書は年に2回封書で届いていましたが、特にスイッチングや
リスク商品の購入配分も初期設定のまま約10年が経過しました。
私のDC運用に変化をもたらしたのは、人事異動による出向先の影響でした。
出向先ではPLP(年金)セミナーを実施していて、今後の業務に影響が
あるので、受講するには早い年齢ではありましたが、セミナーを受講させて
もらい初めて確定拠出年金(DC)が退職金の一部ということを知りました。
そのセミナーを受講した時に、当時の上司にDCの資産配分について80%
位が債券なんですが、スイッチングしたほうがいいですか?と質問しました。
アドバイスとしては債券80%はあまり良い配分ではないと言われたのを
キッカケにDCの資産配分を見直し、初めてスイッチングをしました。
インターネット環境からDC運用サイトにアクセス(パスワードは再発行)
してドキドキしながら、スイッチングしたのを憶えています。
確定拠出年金は「ドルコスト平均法」で拠出
「ドルコスト平均法」とは毎月一定金額を拠出し、配分された商品を購入する
手法なので、リスク分散しながら資産額を増やすことができるといわれています。
DC運用を開始した時にそのことを理解できていたら、もう少し攻めた配分に
できたかも知れないな~と後悔してます。
信託報酬は確認して商品選択したほうが良い
DCに限らず投資信託を購入する場合は「信託報酬」も確認して商品選択したほうが
いいです。「信託報酬」は証券会社・金融機関等の収入源となるので、基本的には
窓口に行って制度を教えてもらっても、「信託報酬」のことには触れないと思います。
リスク商品の購入は自己責任でしなければなりません。「信託報酬」が低いからダメ
な商品ではなく、逆に「信託報酬」が高いから良い商品でもありません。
自分でリスク商品の比較をして、分散して配分するように心がけてください。
まとめ
確定拠出年金(DC)は会社によっては強制的に加入させられています。制度をよく
理解せずに、リスクが怖いからといって元本保証商品を預貯金のように購入し続ける
のは日本円にフルベットしているようなものです。そのままではインフレには対抗で
きないと私は思います。
まずは、毎月の購入商品をリスクのある商品に変更して、どのような値動きをするのか
体感し自分の意思で投資ができるように勉強の場としていったら良いと思います。
お互い頑張って老後資金を作りましょう!
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